古代エジプトやメソポタミアを紀元とする、「ランプワークビーズ」。
それが日本に伝わり、「とんぼ玉」という、日本独特の呼び名になりました。
「とんぼ玉」とは、紐の通せる穴の開いたガラスの装飾玉の総称。
とんぼの目(複眼)に見立てて、そう呼ばれています。
一個ずつ手作りされる、作者の心のこもった小さなとんぼ玉の内に広がる「大きな世界」。
そんな素敵な作品を楽しむことができる、とんぼ玉ミュージアムの魅力を今からご説明しますね。
KOBEとんぼ玉ミュージアムはどんなところ?
とんぼ玉をはじめとするガラス工芸品、約2000点が展示されている、世界でも唯一のミュージアムです。
紀元前41年から現在にいたるまで年代別に並べられた、魅力的な作品の数々。
阪神大震災の復興を目的とした、「くらしの中で慈しんで楽しめる」アート・クラフトショップが始まりでした。
そして、とんぼ玉に魅せられ、施設美術館として開館。
このミュージアムでは、とんぼ玉を中心に、ガラス細工の歴史が分かりやすく展示されています。
博物館名 | KOBEとんぼ玉ミュージアム |
住所 | 〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町79番地 日本ビルヂング2F |
アクセス | 各線 三ノ宮(神戸三宮)駅、元町駅より徒歩8分 |
入館料 | 大人(高校生以上)400円/子ども(小・中学生)200円 |
開館時間 | 10:00~19:00 (最終入館 18:45) |
休館日 | 年末年始(12/31~1/2) |
公式HP | https://www.lampwork-museum.com |
KOBEとんぼ玉ミュージアムの見どころは?
ここでは、国内のみならず海外からのガラス工芸作家の作品も楽しむことができます。
とくに見ていただきたいのが、阪神大震災後の神戸の再生・創生のねがいをこめて寄贈されたという作品たち。
それぞれ個性あふれるすばらしい作品ばかり。
ひとつずつに心がこめられているのが肌で感じられ、一見の価値ありです!
主な展示作品は、とんぼ玉、ガラス細工、マーブル、文鎮、ムリーニ(金太郎飴のような技法)など。
作家の写真とともにならべられ、その繊細な技法に思わず近くによって見いってしまいますよ。
KOBEとんぼ玉ミュージアムは子ども向け?大人向け?
展示用のガラスケースの多くは、大人がのぞきこみやすい高さになっている印象があります。
しかし、部屋の中央には、床すれすれに設置されている展示コーナーも!
しゃがんで見てみると、池のようなスペースの中で生き生きと泳いでいる魚や生物のガラス細工に、なんだか心が和らいできますよ。
とんぼ玉ミュージアムに展示されている作品は、いままでガラス工芸に興味がなかった人でも、なぜか心をうばわれてしまうはず。
お子さんが見ても楽しめそうな作品もあり、家族や友人と、そして一人でも十分楽しめること間違いなしです。
なお、ベビーカーや車いすの入館は可能ですが、授乳室やおむつの交換台の設備はないのでご注意を。
KOBEとんぼ玉ミュージアムではどんなことが体験できる?
とんぼ玉の製作体験を、ぜひチャレンジしてみませんか?
まずベースの色を決めてから、好きなデザインを選び、バーナーでガラスを溶かしながら作成。
1個あたり10分ほどで完成し、1時間かけて冷やしていきます。
自分好みのオリジナルなとんぼ玉を作ってみましょう。
スタッフが丁寧にサポートしてくれるので、初めてでも安心!
1個1250円から制作可能です。
高温のバーナーでガラス棒を溶かして作るので、体験は小学校3年生から。
WebかFAXでの事前予約が必要なので、お忘れなく。
ミュージアムショップで買いたい!おすすめのグッズ・お土産
ミュージアムに入ると、すぐにショップがあります。
キラキラした素敵な作品が所せましと並べられ、どれにしようか目移りしてしまうほど。
手作りの動物・自然・宇宙などがモチーフの素晴らしい1点ものの作品が数多くあります。
とんぼ玉のネックレスやブレスレットなど、自分へのご褒美やお土産にいかがですか?
お好きな作家のとんぼ玉を、ネックレスなどのアクセサリーにして貰うこともできますよ。
WEB SHOPでも購入可能なので、ぜひお気に入りの一品を探してみて!
KOBEとんぼ玉ミュージアムのクチコミをご紹介!

トンボ玉をはじめ、アクセサリーなどを展示している施設。
キラキラしていてカラフルで、目の保養になりました。

紀元前にエジプトで作られたガラス玉は、古さなど全く感じさせない、素敵なデザインのものばかり。
時間を忘れて見入ってしまいました。
世界で唯一のとんぼ玉ミュージアムに、皆さんとても感動されていました。
「通りすがり」や「暇つぶし」で入館された方も良い意味で期待を裏切られたようで、悪いクチコミはほとんどありません。
とんぼ玉の制作の体験を楽しんだ方もおおく、「オススメします!」というコメントもありました。
展示品のとんぼ玉を見て、制作もすることができるという体験は、アーティストになったようで楽しいですね。
こちらの工房では、「とんぼ玉教室」と「ガラス細工」が月2回、月謝制で開催。
興味のある方はぜひチャレンジしてみましょう!
KOBEとんぼ玉ミュージアム周辺のおすすめレストラン・カフェ3選
都会の喧騒からのがれて、緑に囲まれながらホっと一息つける場所「グリーンハウス シルバ」
JR三ノ宮から北に歩くこと5分、ビルとビルの間に突如「森」のような空間が登場。
木々のあいだを進んでいくと突如あらわれる、隠れ家的なレストランです。
ゆったりした店内から、大きなガラス越しに見える庭の緑、そして木洩れ日が心地良い。
薄暗い照明、おしゃれなソファー、そんな落ち着いた空間でお食事はいかがですか?
メニューはイタリアンが中心ですが、ケーキの評判も良く、テイクアウトしてお土産にする方も。
テラス席も用意されていて、天気の良い日はぜひ利用してみよう!
店名 | グリーンハウス シルバ |
公式HP | http://www.green-house99.com/ |
営業時間 | 11:00~24:00 |
定休日 | 無休(正月休みあり) |
テーマは“アメリカ西海岸の海辺にたたずむテント小屋”。そんなゆるりとした空間「YURT(ゆると) 神戸店」
店名の「YURT(ゆると)」のとおり、肩の力をぬいて「ゆるっとした」空間のレストラン。
コンセプトは「LOCAL & GLOBAL」。
地域密着型を目指しており、地場産食材の食事がたのしめます。
2名から予約できる「まるごとグラナチーズのカジュアルカルボナーラプラン」はおススメ!
大きなチーズの器の中で作られるカルボナーラは、濃厚なチーズの旨味がからみ、大満足の一品です。
座席数50席、個室やテラス席もあり、お子さん連れでも気軽に利用できますよ。
店名 | YURT 神戸店 |
公式HP | https://www.potomak.co.jp/shop/428/ |
営業時間 | 11:00~24:00 |
定休日 | 不定休 |
北インドの宮廷料理“タンドリーチキン”を、関西ではじめて提供した「神戸・ゲイロード 三宮店」
「マサラカレー」「タンドリーチキン」「焼き立てナン」。
それが、「この三品を食べずして神戸・ゲイロードを語る事はできない」と言わしめる絶対の三品です。
医食同源がコンセプトのこの店のカレーは、35種類のスパイスがブレンドされ、「カラダが美人になるカレー」。
タンドリーチキンは、秘伝のタレに漬け込んだ丹波地鶏を使用しています。
窯で焼く自家製の「焼き立てナン」はもっちりしていて、カレーとの相性はばつぐん!
スパイスから手作りする本格的なインド料理レストランです。
店名 | 神戸・ゲイロード 三宮店 |
公式HP | http://www.gaylord.jp/sannomiya/index.html#t0p |
営業時間 | (ランチ)11:00~14:30、(ディナー)17:00~21:00 |
定休日 | 無休 |
まとめ

このミュージアムはビルの1室にあり、スペース的にはけっして広いとは言えません。
でも、ギュッと中身の詰まった素敵なミュージアムであることに間違いなし!
とんぼ玉の定番である目玉のようなデザインの「アイビーズ」は、古くから「邪悪を睨み返す目」として、護符の役割を担っていました。
江戸時代の「贅沢禁止令」によって一度は途絶えてしまったとんぼ玉。
現代でも、邪悪を睨み返して、平和な世の中になるように頑張ってくださいね、とんぼ玉さん。
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