若いリーダーは、クライアントにとっては「経験不足じゃないかな?」など不安に思われがち。
また、残念ながら今の日本にはまだ女性リーダーの数が少ないので
若い女性がリーダーとなるとクライアントの不安は増してしまいます。
わたしが課長になった時は
- 部の中でいちばん若い課長
- 女性
- しかも子持ち
という、クライアントにとってはなかなか受け入れがたいであろう条件でした。
実際、はじめてクライアントとお会いした時は「部長さんもサポートしてくれるんですよね?」と直接言われたほど。
そんな中で、わたしは課長2年目にして「部で1、2を争う業績」を出しました。
クライアントにみとめてもらうためには
もちろん、実績を出すことがいちばん大事。
それは言わずもがななので、ここでは
実績意外のところで『若いリーダーがクライアントから対等に接してもらうための方法』をいくつかご紹介いたします。
話の主導権をじぶんが握る
友達と飲み会をする時、集合時間や飲み会の場所を仕切ってくれる人は
頼りがいがありますよね。
ビジネスも同じです。
挨拶をするときはじぶんから。
会議の議長はじぶんが率先しておこなう。
とにかく話の主導権を積極的にじぶんが取りにいくこと!
そうすると相手に「自信があるのかな」と思わせることができ、
そのうち自然と頼りにしてくれるようになります。
わたしの場合は会議の進行はもちろん、会議の議題までじぶんから提示して進めていました。
相手の目を見て話す
目が泳いでいたり、ずっと資料を見ているようでは
「自信がない」と思われ、信用を失います。
相手が話をしているときも、じぶんが話すときも
必ず相手を見るようにしましょう。
また、じぶんがプレゼンをする時は立って話をするようにしていました。
立つと視覚的に大きく見えるので、じぶんの存在をアピールできますよ。
語尾をのばさない
「お世話になっておりますぅ」
「承知しましたぁ」
「なるほどぉ」
「そうなんですねぇ」
など、意外と語尾をのばすクセがある人が多いです。
特に女性の方に多い。
(実際、わたしもそうでした…。)
語尾をのばした話し方は、幼稚な印象を与えます。
句読点を意識して、語尾をのばさないように気を付けましょう。
「じぶんはやっていない」と思っている人でも、
意外と気が付かずに語尾をのばしていることもあるので意識してみてください。
全体的にすっきりした見た目にする
すでに関係性のある相手なら見た目は関係ありませんが、
初対面だったり、まだそれ程良く知らない間柄の相手との取引きの場合は見た目も重要です。
「若さ」や「チャラさ」、「かわいらしさ」は出さずに
すっきりとした、シャープな印象を相手に持たせられるように心がけましょう。
髪は黒髪かダークブラウン。
髪が長い人はすっきりまとめます。
スーツはパンツスーツがおすすめですが、
スカートの場合はタイトスカートがベストです。
派手なネイルは絶対にNG。
かと言ってささくれがあるようなボロボロの手でもダメです。
フレンチネイルかグラデーションネイルで、色もヌーディーなものにしましょう。
じぶんの中で「できるビジネスマン」を想像し、
そのイメージ通りの格好をすればいいのです。
茶髪で、派手な長いネイルをしているような人は想像上でも出てきませんよね。
小物にこだわりを持つ
全身ファストファッションで固めると、やはり安っぽく見えてしまうもの。
かと言って、ブランド物ばかり身につけても鼻につくし身分不相応です。
『バランス』が大切なのですが、そのバランスを取るのが難しいですよね。
そういう人はまず、時計や手帳などの小物にこだわりを持つようにしましょう。
例えばキャラクターものの手帳を持っている人より、
昨日手帳を使っている人の方がスマートに見えますよね。
小物を選ぶポイントは、相手に見えるものにすること。
相手の見えない物にこだわっても意味がありません。
わたしの場合はボールペン+ボールペン入れにチカラを入れていました。
そうすると「そのボールペンはどこのものですか」などと、世間話にもつながるし
「こういうものが持てる立場にいるんだな」と暗に示すことができます。
今ならスマホケースなんかも、こだわりが持てる小物のひとつです。
ちょっとした工夫で相手からの信用は取れる!
上でご紹介した方法は、新しいスキルは必要なく、今からだれでも簡単にできるものばかりです。
ちょっとの工夫の積み重ねで、誰だって相手からの信頼関係を得ることができます。
信用があるのとないのでは、その後の仕事の進み具合がまったく違います。
若いリーダーは「若い」というだけで自分にハンデがあることを自覚して、すこしでも早く信頼がもらえる努力をしましょう。
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